美容室でカットをする 髪を染める

つい先日にあったお話しです

いつもは1ヶ月半位で来てくれるお客様が来ない

心配はしていたんです

コロナ禍だし、やっぱり外出を控えているのかなーって、、、

私は、今までも今でも、お客様に催促の電話や、メールや、お手紙をした事がありません

何故ならば、うちに来てくれるお客様は、100%の方が、優しいから、「来て下さい」って催促の電話しちゃうと無理をしてでも来てくれちゃうから

一年前、コロナが始まり出した頃に、色々なお客様から電話がありました

うちのお客様は、私と同じくらいの年代か、その上の方が多いんです

だから、コロナ始まったばかりは、外出リスクが多くて、キャンセルも相次いだり、予約もなく、昨年の、4月5月は、売り上げかなり落ち込み、私の気持ちも、もちろん落ち込みました

キャンセルなさる申し訳けなさそうなお客様の中には

「売上げ落ちてないですか?」「お金、や経営大丈夫ですか?」「自分がいかなくても、お店大丈夫ですか?」とか、沢山のお言葉を頂きました

その優しさに触れて何回も泣きました

話しは戻りますが、冒頭の、来なくなったお客様、70代の方です

電話が来たとき、「脚が痛くて動けなかった」って

コロナが怖くてじゃなく、脚で行けなくて

でも、髪のびて、白髪も伸びて、毎日鏡を見るたび、心が落ち込んでると

やっと歩けるようになったから、行きたいって!

脚が歩けるようになって行きたい所が、うちの美容室だったそうです

で、電話来て、◯日待ってますね~って言ったら、電話口で、「ありがとう、ほんとうにありがとう」って泣いているんです

こっちがありがとうなのに

そして当時、いつも通り3ヶ月ぶりに綺麗になった、自分を見て、少女の様な可愛い笑顔で帰っていかれました

美容室で髪を切ったり、染めたりするのは、心にすごく大事な事なんだなと、改めて教えてくれたお客様

そして、クルールクレールと私を愛してくれるお客様を、一生かけて、髪を通じて元気にしたいって思ったの

髪の毛なんてどこでも切る所がある

髪の毛なんてどこの美容室でも染められる

でもね、痛い脚を引きずりながら、少し遠い私のとこに来てくれる

素直に嬉しいです

私にできることってなんだろうってよく考えますが

私にできる事は、私が自分の健康をちゃんと維持しながら、いつまでも私のお客様が来てくれている限り、美容室に立ち、髪をきれいにして、いろんな話をして、気持ちよく帰ってもらう

ただそれだけなんです

だから大好きなお客様一人ひとりに感謝しながら、これからも美容師続けていくぞって

思ってます

まだまだコロナも感染者数が減りませんが

私にできることをきちっとやって行きたい

そんなことを最近よく感じます

きれいごとじゃなくほんとにクルールクレールのお客様

ありがとうございます

この胡蝶蘭もお客様から頂きました

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山本 真由美

北海道生まれ。某化粧品会社に7年在籍後、美容師となる。1999年世田谷区経堂にHAIR Couleur Claireをオープン。NPO法人日本ヘナ協会プロフェショナルの資格を取得。天然100%ヘナを始めヴィーガン認証パーマなど優しい素材でお客様の毎日が楽しくなるヘアスタイルを提案しています。